
韓国の健康診断:海外から受診する方が知っておくべきこと
韓国の総合健康診断は、血液・尿検査、画像検査、そして多くの場合は内視鏡検査を一つのプログラムにまとめたもので、検査は1回の来院で終わることがよくあります。準備は到着前から始まり、一部の結果は後日出るため、絶食、腸の前処置(必要な場合)、結果についての面談を軸に日程を組んでください。健康診断は病気の兆候を探すものであり、すべての病気を否定できるわけではありません。
最終確認日:2026年10月4日
韓国の健康診断には何が含まれますか?
プログラムは、基本の検査セットに、年齢、性別、家族歴、気になる点に応じて選ぶオプションを加えて構成されます。プログラムは病院によって異なるため、パッケージの名称ではなく、検査項目の一覧で比較してください。
| 項目 | 例 | 知っておくべきこと |
|---|---|---|
| 基本測定と検体検査 | 身長、体重、血圧、血液・尿検査 | 通常は絶食の状態で行います。予約時刻のどのくらい前から飲食をやめる必要があるかを尋ねてください。 |
| 心臓・肺の検査 | 心電図、胸部レントゲン、肺機能検査 | 当日に行う短時間の検査です。妊娠している、またはその可能性がある場合は、レントゲン撮影の前にスタッフに伝えてください。 |
| 超音波検査 | 腹部、甲状腺、乳房、骨盤 | 放射線を使いません。検査によっては空腹の状態や、膀胱に尿をためた状態が必要なため、送られてきた指示に従ってください。 |
| 内視鏡検査 | 胃内視鏡検査、大腸内視鏡検査 | 大腸内視鏡検査には、事前に始める腸の前処置(腸管洗浄)が必要です。鎮静について、また検査後に付き添いが必要かどうかを尋ねてください。 |
| CT・MRIのオプション | 胸部、腹部、脳、心臓の撮影 | 当然のように追加するのではなく、理由があるときに追加してください。CTは放射線を使い、検査によっては造影剤を使うため、それぞれの検査がなぜ自分にすすめられるのかを尋ねてください。 |
| 性別・年齢に応じた検診 | マンモグラフィ、子宮頸がん検診、前立腺の血液検査 | 月経の時期など、タイミングが影響することがあります。いつ予約すべきかを尋ねてください。 |
健康診断にはどのような準備が必要ですか?
絶食、薬、腸の前処置についての病院の書面の指示に、正確に従ってください。準備が不十分だと、検査結果を判定できなくなったり、検査をやり直すことになったりするためです。予約したらすぐに、自分の言語で書かれた指示を依頼してください。
- 絶食:予約時刻のどのくらい前から飲食をやめるのか、水は飲んでよいのかを尋ねてください。
- 薬:服用しているものをすべて病院に伝えてください。とくに血液をサラサラにする薬(抗血栓薬)と糖尿病の薬は重要です。自己判断で薬をやめないでください。まず病院とかかりつけの医師に尋ねます。
- 腸の前処置:大腸内視鏡検査を受ける場合は、いつから食事を切り替え、いつ前処置の薬(下剤)を飲むのかを尋ね、それに合わせて到着日と宿泊先を計画してください。
- 妊娠:妊娠している、またはその可能性がある場合は病院に伝えてください。その場合、一部の検査は行いません。
- 月経:一部の検査は影響を受けるため、避けるべき日があるかを尋ねてください。
- 体内の機器とアレルギー:MRIやCTの前に、ペースメーカー、体内の金属(インプラント)、造影剤で反応が出た経験を病院に伝えてください。
- 記録:医師が比較できるよう、過去の検査結果と持病のリストを持参してください。
- 休養:病院の指示に従って、事前の飲酒と重い食事を避けてください。また、長時間のフライトの直後に健康診断を入れないようにしてください。
健康診断を受ける場合、韓国に何日滞在すべきですか?
検査は1回の来院で終わることがよくありますが、その前後に時間を確保してください。事前には準備の時間が、事後には結果の受け取り、医師との面談、結果に応じた追加検査のための時間が必要です。
すべての結果が当日に出るわけではありません。出国前に受け取れる結果はどれか、後日送られる結果はどれで、どのように送られるのか、そして医師が対面と遠隔のどちらで結果を説明するのかを尋ねてください。
- とくに大腸内視鏡検査を受ける場合は、きちんと準備できるよう余裕を持って到着してください。
- 鎮静を選ぶ場合は、その日の残りの予定を空け、運転はしないでください。
- ポリープを切除した場合や組織を採取した場合は、飛行機に乗れる時期が変わるかどうかを尋ねてください。
- 韓国滞在中に医師が追加の検査をすすめる場合に備えて、予備日を残しておいてください。
健康診断の予約前に何を質問すべきですか?
具体的にどの検査が含まれるのか、結果を誰が何語で説明するのか、異常が見つかった場合はどうなるのかを尋ねてください。検査項目の一覧と総額は書面で受け取ります。
- プログラムにはどの検査が含まれ、どれがオプションの追加検査ですか?
- オプションの各画像検査は、私の年齢と病歴の場合に、なぜすすめられるのですか?
- 内視鏡検査は誰が行いますか。鎮静は利用できますか?
- 医師が結果を説明してくれますか。それはいつ、何語で行われますか?
- 英語の結果報告書と、画像の写しを受け取れますか?
- 結果に異常があった場合、滞在中に追加の検査や専門医の診察を受けられますか?
- オプション検査、鎮静、組織採取、報告書を含めた総額はいくらですか?
- この病院は、外国人患者を受け入れる医療機関として登録されていますか?
健康診断の当日は、一般的にどのように進みますか?
絶食の状態で受付をし、検査着に着替え、決まった順番で検査の場所を回ります。内視鏡検査を選んだ場合は、通常それが最後になります。スタッフが次の検査場所へ案内するため、通訳やコーディネーターが付き添うかどうかを事前に尋ねてください。
- 受付:スタッフが本人確認を行い、問診票と、準備の指示を守ったかどうかを確認します。
- 測定と検体採取:身長、体重、血圧、血液、尿。
- 画像検査とそのほかの検査:レントゲン、超音波、心臓の検査、選択した画像検査。
- 内視鏡検査:通常は終盤に行います。同意している場合は鎮静を使い、その後は回復スペースで休みます。
- 終了時:早く出た結果や最初の説明を受けられることがあり、完全な報告書がいつできるかを伝えられます。
鎮静下での内視鏡検査などの処置では、同意書への署名を求められます。内容を理解できない場合は、署名する前に通訳を依頼してください。
帰国後、結果をどう扱えばよいですか?
報告書の全文をかかりつけの医師に渡し、異常な所見のそれぞれについて誰が経過を追うのかを決めてください。健康診断は、誰かが結果にもとづいて対応してはじめて役に立ちます。
- 英語の報告書と、ほかの病院でも開ける形式の画像ファイルを依頼してください。
- 報告書について質問がある場合の病院への連絡方法と、何語で対応してもらえるかを尋ねてください。
- 組織を採取した場合は、その結果がいつ、どのような方法で届くのかを必ず確認してください。
- 結果が正常だったことを、症状を無視する理由にしないでください。異変を感じたら医師の診察を受けてください。
- 報告書を保管してください。医師が今後の検査と比較するための基準になります。
このガイドは一般的な情報です
このページは、韓国での治療が一般的にどのように進むかを説明するものです。医療上の助言ではなく、特定の病院、医師、施術をすすめるものでもありません。
結果、リスク、回復の経過は人によって異なります。治療を受けるかどうかは、ご自身を実際に診察した、免許を持つ医師との相談を経てから決め、同意する前に副作用とほかの選択肢について質問してください。
出典
2026年10月4日に確認した内容です。制度は変わるため、渡航前に公式の情報源で確認してください。
